
離婚相談で弁護士を頼る前に知っておくべきこと
ここに訪れる方は、既に何かしら離婚へ向けてのテーマを掲げていらっしゃるのだと思います。
本格的に離婚の知識を得るためには、ダイレクトに弁護士を訪ねるのが早道にはなりますし、既に法律事務所の門を叩いている方もおられると思います。
ですが、弁護士という響きは素人にはなかなかハードルが高いものかもしれません。
それが原因で前へ進めない方も当然いるはず。
私の場合は、ガンガンと進めていくタイプで何事にもわりと躊躇などはしないのですが、弁護士にお願いするまでに、軽く知識をつけておくことも必要なのではないかと考えました。
そこで実際に試してみた手順をこのページではシェアしていこうと思います。
もちろん先にも言いましたが、弁護士を利用するのが何事も近道になります。
しかし、様々な相談機関を利用することにより、身につけておいて良かったという知識があるのです。
その内容によっては、あなたの離婚計画は弁護士ではなく司法書士でも事足りるかもしれません。
更に専門家を頼らずに、個人で乗り越えられるかもしれません。
冷静な判断を経て、見えてくるものを知り、離婚に向けてのストレス軽減に役立てて貰いたいと思います。
・自分はどのような流れで離婚を進めたいのか
・自分が一番大事なモノ、守りたいモノは何か
・離婚にかける費用の見通し
あなたが進めたい理想の離婚の形が明確にわかっていますか?
あなたが一番欲しているものは何ですか?お金?子供?自分自身の利益?
費用はいくらでもかけるという考えもあれば出来る限り抑えたい等、コスト面での見通しを立てる必要もあります。
あくまでも、最低限のことをピックアップしたものですが、これくらいは自分のことを理解しておきましょう。
でなければ、せっかく法律事務所の門を叩いても無駄な時間に終わり、無駄な相談料を支払うことに成り兼ねません。
それを知るためには、まずは公的な無料相談機関を利用しましょう。
かくゆう私自身も、未だに離婚成立まで至ってはおりませんが、そのような手順で進めたお陰で得るものがありました。
冷静に考える時間です。
これは結果として、オススメできると確信しております。
ワンクッション置くことにより、自分の置かれている現状を知ることができるからです。
離婚無料相談 女性相談センター
手軽なところからまずは初めてみると、ハードルは低いのではないでしょうか?
どこの市町村にもあると思うのですが、女性相談センターなるところを探してみてください。
広報などにも必ず記載があるはずですので、すぐに見つかると思います。
こちらは女性専用になりますが、男性の方でも利用できる機関は下の方で紹介しています。
まずは、私も市の女性センターを利用しました。
問い合わせ前に、私の場合は質問事項をあらかじめメモしておきましたよ。
私は別記事でも紹介していますが、当初は子供の親権を夫、監護権を私が取得するという裏技を使っての離婚を考えていました。
この時点では、そのような離婚協議を目標としていたという情報を先にお伝えしておきます。
私の実行しようとしていること~離婚するにあたり子供の親権を夫、監護権を私にする為の離婚協議書を作成し公証役場での認証で公正証書にしたい。
・この流れに必要な機関(弁護士or司法書士or個人でも良い?)
・公証役場へ行くタイミング、離婚届け受理前?受理後?
・離婚を成立させた後に親権を取り戻す調停を起こそうと考えているが、協議書での取り交わし違反になると罪に問われないか?
・離婚後子供の名字はどうなる?
まず結果から
司法書士よりも圧倒的に弁護士が良い。
相手に弁護士がいると、こちらが不利になるので、元から弁護士をつける方が良い。
電話をかけた時の感触として、とても良い人でした(女性)。
しかし、面倒くさいループに陥ってしまったというのは失敗談としてあげられるのかもしれません。
結論として私の言い回しが悪かったのだとは思います。
でも、それも致し方ない事です。
こちらとしては会話の噛み合わないヤバイ相手との離婚を考えているという背景まで、上手く伝えることは困難なんですから・・・
その面倒くさいループとは、その人に個人的な主張を強くされてしまったということ。
監護権と親権を分けるというのはオススメの方法ではない、親権を持っていないということは何かと心配要素があるetc.
「後にヤヤコシイことになるから止めた方が良い」とか💦私の考えを覆そうとしてくることになりました。
私も、なんと答えていいのやら「会話が噛み合わない夫で、落とし所をつくらないと離婚のチャンスがないんです」とダイレクトに答えるしかできませんでした。
しかし、それが真実なんですから仕方がないです。
相談機関なんですから、自分の想いをそのまま言葉にすることは間違っていなかったと思います。
とはいえ、相手に浸透しなかった私の言葉や想いは、モヤモヤとして残ってしまいました。
やはり、理解できる人にしか理解できない言葉があるのです。
改めてモラハラ離婚という普通ではないステージにいる自分を再確認しました。
結果として、それが大きな収穫になります。
このような経験も、この先に待ち構えている、ややこしいパートナーとの離婚に向けての入り口として必要なものだったのだと思います。
第3者に伝えたところで、このような手ごたえなのだということが痛感できました。
それは、充分に知っておかなければならない事実なのです。
私が親権と監護権を分けようと思った経緯はこちらの記事↓
離婚相談をする時の心構え
わかっているつもりではいましたが、相談前の私は、確実に理解できていないことがありました。
私の場合は、会話が噛み合わないモラハラ夫との離婚を考えているという悩みを抱えています。
しかし、第3者を絡めていくとなれば、モラハラなどという理由は、家庭内の細かい事柄の一つであること、他者はそんなことには何の興味もないことを理解していなかったのです。
専門機関で、モラハラ離婚と声を張り上げたところで『だから?』『はぁ…』という反応しか得られません。
相談所は、離婚の素人である私達に、離婚の手順を丁寧に説明してくれるだけの場所なのです。
そこをキチンと理解してスタートしていれば、面倒くさいループに足を踏み入れることは避けられるでしょう。
それでは、離婚相談として専門家などを頼るならば、どのような心構えが必要なのでしょうか?
離婚事由のパターンにもよるでしょうが、モラハラ被害を主張したい場合はこんな流れが良いかもしれません。
以前にTwitterフォロワーさんからのアドバイスでこんなものがありました。
相談の際はあくまで「離婚を考えている」くらいにして、実際に対面相談で時系列を細かく記述してくれる中で、カウンセラーから「モラハラですね…」という言葉が出てくるのがベスト。
説明には何時間もかけた方がいいし、そうじゃなきゃ伝わらない…
モラは本当に難しい。
モラの張本人が「僕は被害者だ!」とアピールしていることが本当に多いから。
相談者も最初は疑いの目で見られるのが最初の第一歩。
時系列をまとめた出会い〜結婚〜現在までの一覧表を作成してもらう中で「これは完全なモラハラですね・・・」という流れにもってく。
ということを教えて貰いました。
このアドバイスは素晴らしいです!
私もリアルにパートナーとの離婚問題の渦中にいますが、まさにこれなんだなと思います。
面白い事に、私の相手方も自分が被害者と言っているのですから。
加害者の方が、被害者と主張する事案はあるあるなのです。
こちらがモラハラ被害を主張したところで、相手も同じ主張をし、ぐっちゃぐちゃになってしまう可能性があります。
モラハラ被害なども、立証されることなく離婚もできない期間が経過し続ける恐れがあるのです。
これにどう立ち向かうか?
一番大事なのは、冷静さを保ち続けるしかないのでしょう。
記事の冒頭でもありますように、自分にとって一番大事なモノ、一番守りたいモノを見失わない姿勢が何よりも重要になります。
私自身、離婚問題の渦中にいて痛感するのは、自分の主張は100パーセント通ることは無いと理解しておくこと。
腹立たしいですが、それが現実だからです。
ならば、こう考えをシフトしましょう。
↓
何よりも、私たちが欲しているものだけは守る!
それだけは、何が何でも守る心構えでいましょう。
その他の離婚相談機関
そして全国共通の相談窓口として安心できるのが、法務省の相談機関かもしれません。
相談センター等と、名乗るところはたくさんありますが、ハズレもあるのは避けられない現実なのです。
無駄なストレスを蓄えるかもしれないところに相談するよりも法務省という看板があれば安心要素は絶大かもしれません。
弁護士を経由するor司法書士or個人で乗り越えるのか?
理想の離婚により近づける為に少しでも知識を得て考えをまとめてみましょう。
それぞれに見合った離婚へ進められることを祈っております。
一緒に頑張りましょう(๑•̀ㅂ•́)و✧
こちらでは話題にしませんでしたが法テラスについての記事はコチラ↓